彼岸過ぎて空気が変わり、朝晩すこし肌寒くなってきました。冷え性の方は、この時期から少しずつ温める漢方薬を飲み始めることをおすすめします。漢方薬は粉(顆粒)のまま飲んでもいいのですが、熱湯で溶かして飲むと効き目が違います。お試しください。
こむら返りに効く芍薬甘草湯も溶かした方が効きが良いのですが、夜中に痛くなる人が多いので、それどころではないですね。激痛のときは仕方ないのでそのまま飲むことになりますが、そんなときは一度に2包飲むことをお勧めします。
風邪の初期に飲む漢方薬も、熱湯で溶かしてから適温に冷まして飲む方が効き目があります。1日3回飲むときも、朝、昼、晩のように間を空けるより、1時間おきに3回飲む方が治るように思います。ただ麻黄(マオウ)という成分に敏感な方は、胃が重たくなったり尿が出にくくなったり、眠れなくなったりという症状が出ることがあります。飲むのを止めれば、不快な症状は治まります。
漢方薬は副作用がないから安心と言われる方がいらっしゃいますが、副作用(期待していない困った症状)は、あります。様子を見ながら上手に使いこなしてください。